大富神社の春の大祭である「神幸祭」 の起源は古く、『宗像八幡宮縁起』によれば、天平12年(740)の「藤原広嗣の乱」に際し、その鎮圧に功績のあった上毛郡の擬大領、紀宇麻呂の凱旋の様子を模したものと言われ、毎年4月30日と5月1日の両日に行われる。
祭りの1日目は、神前に安置された神輿三体の前で舟歌組による「天狗そろい」が歌われ、続いて「感応楽」が奉納された後(隔年)、神輿、威儀物、傘鉾などの行列が各地区をとおり八尋浜の御旅所を目指す。途中で大船、山鉾、踊り車などがこの行列を迎え、御旅所に着くころには大変な賑わいを見せる。ここでお着きの神事を行い、船歌組によって「泰平楽」が奉納され、再び「感応楽」の奉納で初日を終わる。
2日目は、お立ちの神事の後、大富神社へ帰るが、両日とも地区毎に氏子が総出で参加し、地域を上げての祭りとして盛大に繰り広げられる。
※平成25年は「感応楽」は奉納されません。
4月29日(汐かき) | ||
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時間 | 内容 | 場所 |
12時~18時 | 各山車の汐かき | 各町内回り |
20時~ | 大船(提灯船) | 各町内回り |
山鉾二基(提灯山) | 前川~ | |
4月30日 神幸祭(お下り) | ||
時間 | 内容 | 場所 |
12時~ | 舟歌組(天狗そろい奉納) | 大富神社前 |
神輿本社お立ち | 大富神社発 | |
13時 | 大船(出発) | 上町~ |
14時~ | 踊車三基(出発) | 上町~ |
16時~ | 山鉾二基(出発) | 各公民館 |
16時~ | 各山車の四辻通過 | 中野四辻 |
17時~ | 神輿御旅所着 | 神幸場 |
舟歌組(泰平楽奉納) | 御旅所神前 | |
19時~ | 山鉾二基御旅所着 | 神幸場 |
20時~ | 踊車三基御旅所着 | 神幸場 |
21時~ | 各山車全基(鐘の競演会) | 神幸場 |
5月1日 神幸祭(お上り) | ||
時間 | 内容 | 場所 |
10時~ | 献饌祭 | 御旅所神前 |
岩戸神楽奉納(大村神楽講) | 御旅所神前 | |
12時~ | 踊車三基御旅所発 | 神幸場 |
14時~ | 御田植祭 | 御旅所神前 |
ちの輪神事 | 御旅所神前 | |
16時~ | 神輿御旅所発 | 神幸場 |
神幸行列出発 | 神幸場 | |
大船・山鉾出発 | 神幸場 | |
17時~ | 各山車八屋内回り帰着 | 各町内回り |
19時~ | 神輿本社お着 | 大富神社 |